お尻にできた粉瘤で大騒ぎした思い出 その1 – せっせと軟膏を塗ったあの夏

粉瘤ってご存じですか。ふんりゅう、と読みます。表皮嚢腫、アテローム、アテローマとも呼ぶようです。
見た感じはおできのラスボスのようなものなんですが「でっかいおでき出来たんやけど、絞ってウミだしたら治ったわぁ!」なんて、あなたもしくは親しい人が言っていませんか。
治っただなんて安心してはいけません、それ粉瘤っていう悪魔ですよ。

粉瘤(仮)は、いつのまにかそこにあったもの

私の臀部におそらく3年程前から出来ていました。お尻のほっぺです、イスなどに座るとちょうど下になる部分に。
もうひとつはいつの間にか耳の裏にもありました。これはもう10年以上前からありニキビや出来物だとも認識しておらず、盛り上がったしこりのあるホクロだと思っていましたよ、黒かったし。

突然なぜに粉瘤の話になるのか。私もまさかブログ開設早々にこんな話題の記事を作るとは思いもしておりませんでした。

最初の小悪魔

最初にお尻のニキビ(仮)が腫れたのは2年前です。当時の日記にもそのまま書かれていましたが「ずっとあったお尻のニキビがゴリゴリして腫れてきた」との認識でした。

ちょっと摘まんでみると、痛いけど我慢できる範囲なのでお風呂上がりに自分で摘まんで膿のようなものを出してティシュで拭いたりなんかしていると、その翌朝には倍以上に腫れあがり、直径2センチから5センチほどに急成長!
もちろん座るのも下着が当たるのも痛くなり、地元の皮膚科医院へと駆け込みました。

このとき先生からは「粉瘤」なんて言葉は聞かなかったと思います。
お尻のニキビが腫れて痛いと言うと、立ったまま後ろを向かされ尻を丸出しにして揉まれ「ばい菌入って腫れてるな、軟膏出すから塗って。パンツ痛かったらガーゼ貼っとき」で終わりました。

とりあえず塗る、軟膏を塗る

約2週間はひたすら軟膏を塗ってた覚えがあります。おはようからおやすみまで軟骨ぬりまくり。
ジップロックに入れた軟膏とドラッグストアで買ったガーゼとそれを止めるテープを携帯して、会社でもちょこちょこと貼り替えていました。

薬メーカーの出す個包装の処方薬ではなく、先生がオリジナルブレンドするらしい青い蓋の入れ物に入った名前のない軟膏。夏の常温でゆるくなって漏れてくるし、結局あの中身がなんなのかいまだにわかりません。

喉元過ぎれば熱さを忘れる

腫れが治まれば痛みも忘れるものです。
その後は一週間ほどで騒ぐような大きな痛みは治まりました。内服薬は処方箋されなかったので仕事中には自分のロキソニンを飲んだりもしました。

なんかでっかい芯が残ったなぁと思いつつも、1カ月後にはすっかり痛みも腫れもなくこの時のお尻騒ぎは収束しました。
あんなに痛くてめんどくさかったのに、終わってしまえばいつのまにか私の記憶からもきれいさっぱり消去されてしまったのです。


皮膚科医院の先生はもう80歳を超えたお爺ちゃんなんですよ。
けっこう怖いけど地元の人気名医で、我も皮膚に何かあったらここでした。朝も夜も診察待ちの患者がたくさんで一時間以上は待ちます。そして何故か病院代がめっちゃ安い。

次回はこの当時から2年過ぎてからの大事件です。


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