お尻にできた粉瘤で大騒ぎした思い出 その7 – 5ヵ月後の再炎症

さて。すっかり落ち着きを取り戻し、まるで悪魔なんていなかったかのように過ごしておりました。
形跡はしっかりとあるんですよ、大きく腫れた部分の色素沈着が残ってしまいました。
でも、痒くも痛くないし、常にお尻を出して歩くわけでないし、特に気にもしていませんでした。

そんな平和な日常を過ごすこと5か月。
あの悪夢の日々の終息からたった5ヶ月後に、またあの粉瘤と対峙することになったのでした。

お尻が、痒い。

やばいこれお尻が痒い。痛い。絶対あれだ。
またあれだ。
「粉瘤」という言葉とともに、五ヶ月前の悪夢が鮮明に蘇る。

鏡で尻をみてみると、想像したよりは腫れてもいない尻だったので、とりあえずは一安心。
薄く盛り上がっているのは4センチほどのサイズで、ニキビのような口周辺だけが赤く痛々しい。
冷蔵庫に仕舞い込んでいたおまじないのような軟膏を塗り、ガーゼをぺったり貼っておきました。

もしかしたら、今だけ腫れているだけで暫くしたら腫れが引かないかな?とか、この期に及んでまた考えてしまったのだけど、もちろん、腫れは引くわけなんかなかった。

今回は「あっ?!」と気付いてからの再炎症の速度が、以前よりも早すぎて、かなりびびる。
数時間単位で「うずうず」「じわじわ」「ずきずぎ」「どくんどくん!」へとレベルアップです。
一体どんなチートなのよこれ…

いざ、駆け込み寺(病院)へ

翌朝、午前休みを取って例の病院で受診。
粉瘤は、すでに真っ赤に変化し昨晩の倍サイズになっていて、全体的に真っ赤に熱く腫れている。
異変に気がついて一晩でこれかと、もう何度目かわからない絶望を覚える。
回数を重ねる毎に炎症しやすくなっている理屈はなんなんでしょうか…

痛みに関しては、もう確実に痛いけど、触らなければまだ我慢できるくらい。
私の中では、あの大暴走の痛みが思い出補正とともにインプットされているので、どの程度が「通常の粉瘤の痛み」なのかはわからないのだけど、「めっちゃ痛い」と「ものすごく痛い」しか思いつかない。

片方の尻を浮かしながら車を運転し、朝いちばんに病院へ到着。
待合室での片隅で立ったままひたすら待ち続けること約1時間。
受付の様子をみていると、私の他にも粉瘤で受診している人が何名かいて、なんだか勝手に仲間意識を持つ。患部は首、肩、背中のようでした。

背中が腫れていると訴えていた年配の男性は、服の上からでもわかるぐらい何かが盛り上がっていました。
私のおしりの腫れなんかとは、またいっそうレベルが違いそう。
私は内側へ腫れたのかして表面へ隆起する部分は薄いけど、あの背中はきっと外側へ向かって腫れたんだろうな。

勝手に手術の覚悟を決める

そう、今回は絶対に切ってもらう方向での受診だ。
昨日から、いや前回から「次に腫れたら絶対切る」と心に決めていた。
待っている間にも、おしりはどんどん痛くなってきている。
「切ってほしいと言わなきゃ」「なんとかしてほしいと伝えなきゃ」と、妙な緊張感でじっと待機。
術日は後日になるだろうから、それまでどうしようかと相談しなくてはと、手帳を眺めていたら、ようやく私の順番がきました。


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