息子にASDの診断がでて納得した経緯と、心境2~療育成果と習い事

年少の夏から療育が始まり、いま年中の冬までの1年半、成長なのか、療育の効果かはわからないけど、これまでの変化はとても大きい。どこにも繋がらないまま、これから年長を迎えたかもしれないと思うと、怖すぎる。

気持ちの切り替えはまだスムーズにできたりできなかったりだけど、激高して怒ることは少なくなった。

外出中も手をつないで歩けるようになり、アッチコッチ好きに進むことは減ってきた。

歌って踊りだした。みんなで楽器演奏や、発表会形式も、楽しむようになった。

指示されたことも随分理解できるようになってきて、まだまだ園での集団指示は聞こえないこともあるようだけど、個別での指示なら通るようになって、いろいろなことに「やってみたい!」とか、他の人への興味が出てきたように感じる。

保育園・療育・放デイで過ごす息子は、他にも習い事も始めだした。

習い事1、ピアノ(年少冬から)

ピアノは放デイ内でピアノ講師ができる先生がいて、その先生から習い始めました。

歌やダンスに興味がなかったところから、音楽療育を通して歌い始め、いつのまにか踊っているのを見かける機会も増え、このまま音楽を楽しんでほしい。

指先が不器用なタイプだと思うので、そういった療育も兼ねれたらいいなとも思ってる。

ピアノを始めて1年、進みはきっと普通の子よりは遅くて、今は簡単なソルフェージュと、かえるのうたやチューリップが弾けるようになっている程度。

今年春(年長春)に、はじめてのピアノ発表会があり、その報告後からは、毎朝5分程度だけどピアノに向かうようになりました。

これはきっと「発表会を頑張った後は、レゴランドへいく!」とか「ユニバへ行こう!」とかのごほうびに釣られてのことだけど、それでもいいかって思ってる。

とにかく何かを頑張って評価される過程の自信をつけてほしいし、毎日決まったことに取り組む習慣化もしてほしい。

習い事2、スイミング(年中春から)

発達障害の子は、水が好きな子が多いらしい。感覚大好き子には程よい習い事かと思った。

息子ももちろん大好きで、スイミングへ通いだすのは、とてもスムーズで、毎回ご機嫌で挑む。

週に一回、1時間の授業。進度別のクラスだけど、少しずつ進級テストを繰り返し、いまは両手の浮き輪が取れ、一度下まで潜ってからのジャンプ、鼻から息を出す練習中らしい。

基本的には主人の送迎なので私はあまり見る機会がないんだけど、この間見かけたときは、まあわりと自由人でした…

暴れたり走りだしたりはしていないんだけど、近くのことソワソワ遊んでいたり、先生が呼ぶのも聞こえずプカプカ浮いていたりだけど、指示されたことは周囲を見たり個別に言われて理解している様子。

進級につれプールサイドでの待機時間も長く、プールに入れた時の嬉しさから楽しくなりすぎちゃうように思ったな。まだ同クラスに同年代の子も多く、息子もだけど周囲も似たようなもの。

もうしばらく様子を見て、迷惑にならない程度に楽しませてあげたい。もう少し進級を重ねていくと「指導」感が強くなってくるから、そうなるとどうなるのかなって少し心配。

その頃には息子ももっと成長して、コーチの指示を聞けるようになればいいんやけど。

習い事3、学習塾と、ポピー受講(年中春から)

その教室を見つけたのは、私の通う接骨院の先生から。

たまたま子供の習い事の話になり、「習字」「英語」「学習塾」と、フリースクールなどを営む教室が近くにあって、先生のお子様が通っているってお話から、息子にもどうかなって思った。

ちょうどひらがなや数字を読み始め、書くまではいかない年中開始時期。

小学校での状況もどうなるのか、授業とか聞けるのかなと不安になっていたこともあり、「座学で何かに取り組む」感覚に慣れてほしかった。ドリルや迷路を進めるのは楽しそうなので、それ自体はそんなに抵抗なくできると思ってた。

公文や学研などもあったんだけど、大人の付き添いのない状態で子供だけで机に向かってられるのかの不安もある。とりあえずその教室に問い合わせをしてみて、息子の状況を伝えると、快く見学・体験を受け入れてくれたので、いってみることに。

教室へ慣れるまでは硬筆(かきかた)をして、慣れてきて時間や曜日を増やすならまたいろんなことを考えましょうってことで取り組むことにしたけど、これがなかなかスタート難航しました。

当初はクレヨンと画用紙で、好きな言葉や名前を書くことから始めていたけど、なかなか乗り気にならない。見本をなぞったり絵にしてみたりするけど、そもそも息子はお絵描きをしない。

指示されるのが嫌なのか、クレヨンを持つのが嫌なのか、グダグダと時間が過ぎるのを待つような状況だったので、一度療育先で相談をしてみたら、「息子くん、お絵描きだと思ってないですか?」って。好きにしていいって言われても、見本がないとやることを思いつかない子も多いし、鉛筆とクレヨンは別物だと思っているのかもですねって意見に、妙に納得。

先生にそのまま伝え、いつものポピードリルを持参し、先生も育脳プリントを準備してくれたところ、めっちゃめちゃ頑張って、鉛筆でどんどん取り組んでいく結果に。

何週かそんな感じになったので、それからはポピードリルと市販ドリル数枚と、好きな絵本を1冊持参し、教室で準備のプリントもあったりして、わりと自由に「お勉強の時間」として緩くとらえて、毎週1時間ほど頑張ることになりました。

やってることも息子のやる気に沿ってくれていて、絵本をしっかり読む日もあれば、ものすごい勢いでドリルを消化してくる日もある。

教室内には、開始時は息子ひとりのことが多いけど、お迎えの時間には他数名がいたりいなかったり。小学生から高校生までいろんな年齢幅の生徒がいて、各自の課題に取り組んでいます。

息子的にも「ここはお勉強するところ」といったざっくりとした感覚でいるみたい。先生は「今は嫌にならないように、楽しく取り組めるように」と、しっかりと息子のことを考えてくれていてありがたい。

次(心境3)へ続く