MOS(Excel,Powerpoint)と、ITパスポートに合格したよって報告~ ITパスポート試験

MOS検定をエクセル、パワポとクリアしたので、次はIT系資格試験の入門として位置する「ITパスポート試験」に挑みました。ここからが、試験勉強本番なのかなって思って、MOSで緩みまくった気分を引き締めてかかりましたよ。

MOS試験は、完全にソフト側の資格なので、「機能が使えますよ、知っていますよ」的な名札なわけですが、ITパスポートは「社会人としての基礎知識プラスIT系の基礎知識」の試験です。この毛色の違いが、だいぶちがう。

ITパスポート試験は勉強範囲が広すぎて独学で手に負えないと判断

試験範囲がとにかく広く浅く、①ストラテジ系、②マネジメント系、③テクノロジ系の3分野に分かれ出題されます。

ストラテジ(戦略)系では、企業活動、経営管理、法務知識が問われます。社会や企業全体のことを指す感じですかね。

マネジメント(管理)系では、開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントといった、業務管理部分がメインです。

テクノロジ(技術)系は、PCやネットワークを使用した実務にかかる基礎理論、技術要素なんかがでてきます。情報セキュリティ分野も広くだされますね。

合格点数が600点/1000点とはいえ、これだけの範囲の勉強を、週に2時間の独学で進めるのには私には厳しい。

Excelエキスパート(初級)対策 購入教材と勉強方法

ある程度の社会人としての実務経験があると、本当に浅く広くはカバーできるものの、これは過去問題を繰り返すだけでは暗記できても、理解できないなと判断しました。

ということで、今回の教材は以下です。

餅は餅屋なわけで、資格通信講座を探し、「資格の大原 ITパスポート総合本コース(15,000円)」を申し込みました。

資格の大原 ITパスポート総合

資格の大原 ITパスポート総合

ITパスポートの通信講座は、いろいろなところがやっていて迷ったんですが、私は「動画講座あり」「ダウンロード視聴あり」「1万円代」と、あとはネット検索での経験者ブログなんかを参考に大原にしました。

ひとつ、失敗したなと思ったのは、受講期限です。大原は申込時より4か月しかありません。つまり、週2時間しか勉強時間の取れない私には大打撃。ここもうちょっと確認してから探すんだったって思ってます。

まあ、まじめにやれば4か月もあれば合格するでしょ?ってレベルの話なのかもしれませんが、それって何時間勉強する計画なんでしょうか。教材の案内通りやろうとすると、教材は2週ぐらいやってるし、模試や過去問題集も数週やることが前提なんだよね。要するに「暗記詰め込み型」な感じがしました。

大原教材があるにもかかわらず、Amazonで教本を買い足したのは、「深く理解することよりも広く浅く多くのことを理解しよう」と思ったから。

実際に勉強を進めてみると、確かに大原の教材はわかりやすく、丁寧に教えてくれているのですが、教えることが多くて深く、完全に理解したり覚えたりするのが大変でした。

それに加えて、私がアホなので、電卓のない計算問題が大嫌い。億単位の乗算とか8進数変換とか、もうすべて捨ててしまいたいレベル。というか捨てました。「計算問題がでてきたらあきらめる、他のところで点数カバーする」やりかたに開き直ります。

実際に教本・動画をすべて1週しただけで、もう4か月の受講期限が迫っていて、繰り返しなんてとんでもない。そんな余裕ないできない!になってしまったので、ちょっと戦法を変えて、「1冊に」まとまっているやさしそうな本を購入したのでした。

あとは、昼休みなどにスマホで、過去問題のアプリを使ってもいました。解説のあるものを選ぶと、ちょっとした単語帳みたいになりもするので、ちょっとでも覚えておこうと。

試験2週間前にこのキタミ本と、シラバス追加用語を中心の勉強にきりかえ、ようやくちょっと安心して試験に挑みます。

ITパスポート試験 合格!

今回は、WEB申込、クレジットカード支払いが可能です。MOSとは違いちょっと嬉しいポイント。試験会場は地元にはなく、隣市会場まで足を運びます。

2020年3月は、時期的に新型コロナウイルスの影響も色濃く、ITパスポート試験を管轄しているIPAからも「急ぎじゃないなら受験を控えて」といった内容の案内が出されていました。私は受講期限が切れる前に受験したかったので、受験しても良いと判断。でも人混みの電車ではなく自家用車でいけるところにしました。

試験会場は、似たような考えで都会を避けた人が多かったのか、かなりの大賑わいでびっくりしました。40名ぐらいいたんじゃないかな。

ITパスポート 試験レポート

ITパスポート 試験レポート

そして試験結果、なんとか680点で合格です!よかった。内訳はストラテジ系520点、マネジメント系745点、テクノロジ系735点でした。

戦法通り、資産管理あたりの計算問題はすべて捨て、他でカバーできた結果に!計算ちゃんとできればもうちょっと高得点が狙えたってことなんでしょうけど、私には無理だ。

試験後の感想

IT系の入門試験とはいえ、そこそこの難易度はちゃんとあったITパスポート試験でした。これは国家資格になります。

合格率は6割ほどのようですが、高得点で合格する人の割合はどのぐらいなんでしょうかね。Iパスで900点台とれるひとはほんとすごいと思う。

ネット検索などではよく「ひたすら過去問題をくりかえせば合格できる」のような意見があるんですが、過去問題だけでは新用語が勉強できないので不足かと思います。そして割合高く出題されていた印象なので、今後試験を受けようと思っているなら、新用語チェックを忘れずに!と、私からはちょっとしたアドバイス。


2019年度の目標だった、「MOS Excel2016 エキスパート」「MOS PowerPoint2016」「ITパスポート」が、無事クリアできました!年度ぎりぎりでしたけど、よかったー。目標達成です。

次の2020年度目標は、そのままIT系の勉強を続けて「情報セキュリティマネジメント」試験の合格です。これは春秋試験実施なので、とりあえず秋受験にむけて頑張ります!