37歳妊婦が思うことと過ごし方 – 妊娠後期 28週~40週(妊娠10ヵ月)まで

いよいよお腹も大きくなり、周囲の人にも「妊婦だ」と認識されることが多くなってきました。
もろもろのトラブルや体調不良はありますが、自身もようやく妊婦生活に慣れてきたころで、休職や出産に向けての準備に忙しくしていたころです。

後期悪阻?ただの胃弱?

お腹が大きくなるにつれ「食事がとりづらい」状況になってきました。
胃が圧迫されてきたのか、少量の食事でも胃もたれを起こしたり、かといって食事を制限すると胃酸が逆流して胃痛がする感覚があったり、とにかく消化器官が優れない。
それが出産直前35~6週あたりになると、突然消えました。
今思えば、出産に向けて子宮が下がり始めていたんでしょうね。
なんとなく胃が楽になり、食事が思うように取れるようになり、体重増加でちょっと怒られるところまでがフルコースです。

慢性的な寝不足と、痛む肋骨と、痔におびえる日々

もうずっと寝不足です。毎晩1~3時間ごとに目が覚めるのにもすっかり慣れました。
よく周囲の人に「出産後はろくに眠れないのだから、今のうちに寝ておかないと」云々と言われましたが、眠れない&寝ていても胎動で起こされるので、どうしょうもないです。

この頃からは、横向いて眠ると肋骨が痛くて起きることも多かったです。
右を向いても左を向いても、下側になっている肋骨がとても痛いんですよ。
まさか折れているのかと思い病院で相談すると、子宮に圧迫されているだけで折れてはいないだろうとのこと。
実際に折れたりヒビがはいったところで、できることは何もない、出産するしかないとも言われましたけどね…まあ確かに。

そしてお尻のほうの心配です。
すっかりお友達になりつつある、いぼ痔です。
病院から軟膏を処方され、なんとか誤魔化しつつ過ごすという、不安しかない状態。
とにかく乳酸菌をとり、水分をとり、できるだけ毎日お通じがあるように心がけ、お尻に負担のかからない生活を目指していました。
ある意味、これが胎児以上に気がかりだったかもしれない…

胎内からのDVに悶える

日増しに胎動が激しくなっていました。
起きていても寝ていても、服の上から動いているのがみえるぐらいの激しさです。
胃や肋骨を蹴り上げられるのはもちろん、背中側を押されたり蹴られたりすると痛さと違和感に悶えます。

会社で仕事をしていると、明るさや周囲の音に反応するのか、より一層動いていました。
一緒に仕事しているつもりになっているのかと、ほほえましく思ったのは最初だけです。慣れてくる&強くなると苦しい。

「出産が近くなると胎動が収まる」なんて聞きましたが、私の場合は出産直前の陣痛中にさえ蹴っていましたよ。

休職状況と出産準備

年度末でほぼ臨月だったので、きりよく新年度から1年間の休職に入ることとなりました。
休職期間は1年間ですが、8月か9月ごろからは在宅での業務対応と月20時間程度の臨時勤務をする予定になっています。
休職直前となる2月3月はそこそこの仕事量にもなり、正直なところ気持ちも体力もまったく余裕がない。
出産準備の買い物や模様替えなどは休職に入ってからでした。

妊娠確定直後に告げ、秋には「遅くても春から休職に入る」と告げているのに、なかなか産休中の業務引継ぎ先が決まらない&人員を募集しないのは不安でしたね。
たしかに、年度末でとは言いましたが、高齢出産なのでそれまでに何があるかわからないし、それ以前に休職するかもしれないから、休職の準備は早めにさせてほしいと相談していたのにな。
結局、実際に経過は順調ですが自身の体調がしんどくて、1月から休職しようと思ったこともありましたが、業務引き継ぎなどの都合で「いますぐ長期に休めるような状況じゃない」ので休職に入れませんでした。
マタハラだなんで大層なものじゃないですが、なんだかモヤモヤとした気持ちが残る。
その後、引継ぎ先の指示があった&補充人員は3月でしたよ。1ヵ月での引継ぎです。
「退職するわけじゃないでしょ、復職するまでの代理だから大丈夫でしょ」なんて軽く言われると、自身の業務の比重を軽く見られているんだなと悲しくなりますね。

そして産休に入ってから、ほぼ毎日職場から電話がかかってくる&細かい確認をされるのは、ちょっとしたストレスでした。
引き継がれる先も、自分の業務に上乗せされている状況&補充人員の教育も抱えて、ただでさえ忙しい年度末に迷惑なんだろうと思うと、誰も得しない「後回しのシワ寄せ」だなぁと思います。

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