とっても簡単、髪が長くなくてもOK!ヘアカットするなら「ヘアドネーション」してみませんか?

ヘアドネーションって、ご存知ですか?
病気等の事情によってヘアウィッグを希望する子供たちに、医療用ウィッグの原料となる毛髪を間接的に提供するボランティアです。
最近は芸能人が行っていたり、テレビでも取り上げていることがあったりするので、見聞きしたことあるかたも多いと思います。

私がこの活動を知ったのは約3年前、それから「私もやろう!」とできるだけ丁寧に伸ばした髪を、このたびカット&寄贈してみましたので、手順等のメモです。
なんだか難しそう?とか、ややこしそう?なんて印象があるかもしれませんが、数点の規定があるだけで作業としてはとっても簡単です!

協力してくれる美容室を探す

私の場合は、「やりたい!」と思った数年前に、普段の美容室で相談してみました。
そうしたら、協賛サロンではないものの協力してくれるとのこと!
(その後、ドネーションサロン(協賛サロン)の登録手続きを取られたそうです)

それからは、ヘアカラーやトリートメントをはじめ、たまにカットで整える時も「折角だから状態の良い髪を送らないと」と何かにつけ気にかけて貰えていました。
癖毛や白髪はどうしょうもないですが、それでもなるべく傷めないように、カット時もなるべく漉かないように維持してもらってました。

すでに提供サロン登録している美容室へ行くのが手っ取り早いですが、まずはいつもの美容室で相談してみると良いと思いますよ。
わりと知名度もでてきたので、「は?ヘアドネーションって何?」となる美容室はなさそうな気がします。
後ほど説明する「手順書」があるのですが、それを印刷して見せながら相談してもよいかもですね。

満を持してヘアカットに挑む

規定では提供する毛髪は長さ31cm以上、長ければ長いほど良いとのことだったので、可能な限り伸ばして長さを取ろうと思っていました。
もう一年は伸ばそうかと思っていたところ、自身が出産を控えることとなり、周囲から「産後は抜け毛と切れ毛祭りになる」と言われまくる。

それなら、せっかく伸ばした髪なので、痛んでしまう前に臨月に入ってすぐにカットすることに決定。
肝心の長さは、31cm以上カットしても自毛が十分残る長さだったので、ひと安心です。
ショートヘアは似合わないトラウマがあったので、芸能人のようなベリーなショートになるのが怖かった…

サロンでの手順としては、単純に以下の3つ。

  1. 髪をいくつかの束に縛る
  2. まっすぐに刈り取る
  3. 切った髪を持ち帰る

以上です。
細かい諸注意としては、「かならずドライカット及び完全に乾かす」だとか「結びから1~2cmでカットする」だとかあります。
詳細は「JAPAN HAIR DONATION & CHARITY」内にある「束ね方とカットの方法」の用紙を担当美容師にみせれば、すぐに理解してもらえます。

 

見ての通り、ヘアゴムでいくつかの束に縛ってもらい、ざっくりと真っ直ぐにカット。
あとは毛束がバラバラにならないよう、まとめて袋につめてお持ち帰りです。

毛髪の送付&お礼状の返送

自宅に持ち帰った毛髪は、送付するために梱包します。
梱包にも規定があり、ひとりの髪はひとつにまとめて複数人を一緒にしてはいけなかったり、過剰な梱包をしないようにとの案内があります。
送付する際には、ドナーである私の情報を記載するヘアドナーシートを同封すると良いみたい。
私はジップロックにいれて、レターパックライトで送付しました。

規定の返信用封筒を用意すればお礼状が送られてくるようなので、それも同封したところ、後日に可愛らしいポストカードが届きました!

誰かの笑顔のもとになればいい

誰かのために行動し、それによって誰かが喜んでくれるのは、嬉しいものです。

病気の子供たちが云々と述べるつもりもありませんが、単純に「これで役にたつのなら」っていう素直な感想。
ずっとロングヘアだった私に「髪切ったんだ?!」と聞いてくれる周囲のひとにも、「ヘアドネーションしたよ」と答えるようにし、できれば興味をもってもらえたら良いなと思って話します。

「やってみたいけど、髪の長さが足りない」なんてときは、直接ウィッグにならなくても、一度現金化されることで役にたてるようです。
もちろん、直接現金を寄付することも出来ます。
もし興味を持たれたら、一度「JAPAN HAIR DONATION & CHARITY」のサイトを確認してみてください。

たしかに少しの手間と数年の時間がかかりますが、手順としてはとっても簡単!
私はまた髪を伸ばして寄贈したいと思います。

特定非営利活動法人ジャパンヘアドネーション&チャリティー
JAPAN HAIR DONATION & CHARITY

https://www.jhdac.org