園芸って難しいですよね。
切花なら明るいところで水を絶やさないように交換していれば、ある程度は綺麗に咲かせられますが、根のあるものを育てるのはどうも苦手です。
先日、知人主催のイベントで寄せ植え鉢のワークショップをやるというので、それを目当てに行ってみました。
初めてにしては、なかなか良いものが出来上がったんじゃないかと、大満足です。
寄せ植えとハンバーガーと雑貨屋さん
美容室主催の地域イベントで、なぜか お花屋さんとハンバーガーショップが並んで来ている という謎配置。
あとは普段から店舗脇においている美容雑貨やインテリア雑貨の在庫を強化して販売していました。
ここのお店は美容雑貨のほうが少ないんですよね、ムレスナティーや個人作家の小物などを取り扱う愉快なお店です。
現地に到着すると、周囲に漂う肉の焼ける良い匂い。
ハンバーガーテントが大盛況で、寄せ植えテントは大勢の人がなにやらごそごそとオシャレな鉢を作っています。
あまりに人が多かったので、写真はその後に人が引いてから撮りましたよ。
準備作業が楽しいのは何でも一緒
さっそく、まずは受付を済ませて鉢と花を選びます。
お花屋さんのお姉ちゃんを捕まえて、「 初心者でも枯らさずに維持できるものが作りたい 」と相談しました。
最初は小さな鉢を選んでいたのですが、ある程度の大きさがあるほうが維持しやすいとのことで、40センチくらいの素焼きの長方形鉢を選択。
花の種類を詰め込むと見栄えが豪華だけど、根がギュウギュウになり綺麗に育てるのが難しく、まずは 少ないポット数で大きく育てる のはどうでしょうと提案されたので、素直にそれでいくことに。
実は、鉢と花を選ぶだけでかなり時間がかかりました。
あれにしようかこれにしようか、やっぱりこっちとそっちの組み合わせだとどうなるかな、あぁこれは難しいですか、花はいつ頃咲きますかと、なんでもかんでも聞きまくり喋りまくりの私に対し、嫌な顔せずに長々と付き合ってくれたお姉ちゃん、ほんとありがとう。
当日の朝に市場から直送したお花は、初心者が選ぶには十分すぎる種類があり、1ポット100円からでした。
初心者が育てやすい花なら単価はもともと低いんでしょうけど、おかげで花に関しては値段を一切気にせずに選んでいました。
この鉢が2400円で、 野外に出すのに わりと高価やな と感じたんですが、華道で使う花器の価格を考えたら安いものでしたね。
でも脳内イメージ価格は500円~1500円程度だったんです、安く見積もっていてごめんなさい。
すべて選び終わると、いよいよ寄せ植えていく作業の開始です。
本番作業はあっという間に終了
初めての植木鉢いじりです。
ここからは先ほどまでのお姉ちゃんから、にこやかなお父さんにチェンジです。
「初めてやります」と申告すると、底穴におくネットや軽石の役割、それぞれの土の説明など、細かいところから話してくれました。
使用する土は3種類の土をいい感じにブレンドしたものです。
各ポットの高さと、 それぞれの花が育ったときに根がどう成長するのか 教えてもらい、それを考えた配置と向きに調整してもらいます。
あとは、教えてもらった順番どおりに土をいれて棒で突いて隙間をつめていき、また土を入れたらつめていく作業の繰り返しです。
自分ひとりで調べて開始しても、書籍やネットだけではどうしても難しいですし、そもそも初心者には、今の自分やその情報の何が間違えているのか、何かわからないのかすらよくわかりません。
詳しい人から直接に教えてもらうメリットのひとつに、 自分がわかる言葉に変換して、自分に沿って教えてもらえる ってのはありますよね。
植え込んでいる間にも、育て方や水のやり方のコツなどを教えてもらっていました。
講習料金は無しで材料費のみだったのに、こんなにお世話になりっぱなしでよかったのかしら。
作業自体は20分ほどで完成しました。私の初めての寄せ植えです。
シンプルな構造ながら、なかなか可愛い感じになったので大満足です。