先日、膝掛けや半纏を洗濯したときに失敗しました。
ネットにもいれず簡単に畳んで洗濯機にポイーしたのですが、まさかUNIQLOのウルトラライトダウンが隠れていたなんて。
これまで手洗いで洗ったことはありましたが、洗濯機でしかも普通モードで脱水まで完了。
お仕事を完了した洗濯機さんが渡してくれたものは、ペラッペラに変わり果てたウルトラライトダウン でした。(以下ダウンジャケットと略します)
ただの瘤つきナイロンと化したダウンジャケット
いやほんとびっくりしました。 なんのビニール袋かと思いました。
ただのナイロンとそのなかに瘤があるだけです。しかも、その塊が驚くほど圧縮されている。ハムスターがはいっているかのよう。
この時点でちょっと両側からつまんでほぐそうとしてみるも、簡単にほぐれそうな気配はなく、絶望感が漂います。
これは数年前にその年に「型落ち」として割引されているものを安価で購入したもので、もっと明るい色が欲しかったし、この機会に今年は買い換えようかなとも思ったのですが、やっぱり勿体無いし、自分のミスなのもなお、悔しい。
再生に向けて頑張ってみることにしました。
インターネットに救いを求める
何においても、まずは検索する。 ネットのなかの人たちは物知りですから、正誤問わずいろいろな情報が溢れています。
手洗いはできるんですよね。洗濯タグにも「専門店での」との条件付ですが記載されています。
最近のものは防水加工がされていて、 きちんと準備すれば洗濯機で洗ってもダウンの損傷は軽い ようですが、私のものはそんなものなさそうです。
実際に中まで水が浸透しまくりで偏っていますから。
同じように失敗した人の記事や、偏ったダウンの解決方法など、だいたいが出揃いました。
それにしても、さすが大ヒット商品です。
「洗った」の報告だけでも、ものすごい数の情報があります。
でも 解決策は大きくひとつ だけ。
失敗に至った経緯も、多少商品が違っても、仕上げのひと手間があったりなかったりするけども、基本的には解決策はひとつだけ。
偏ったダウンは手でほぐす
ほぐすんです。固まりは手でほぐすんです。
なんかもっと、ばばーっとざざーっと、ミラクルに楽できる裏技のような解決法を探したのですが、ありません。
そういった楽できる裏技は、 洗う準備や洗う作業そのものが裏技 であり、洗ったあとのものではありません。
半乾きでほぐしたり、仕上げにアイロンを使ったり、詳細はさまざまあるのですが、基本的には同じです。
固まっているのが嫌なら、 自ら手でひとつひとつほぐす しかないようです。
こつこつとほぐすしかない
これはもうやるしかない。
先ほどちょっとつまんですぐに諦めた固まりを、またつまんで揉んでほぐす。
もちろんダウン全体がそれぞれ偏っていますから、端っこから順番に ほぐしてはブンブン振る 、またほぐしてはブンブン振る。
一周したら、全体を透かして確認して、またほぐしてはブンブン振る。またほぐしてはブンブン振る。
途中で嫌気が差して飽きてきましたが、PC前に座りゲームをしながら何も考えないようにして、コツコツとやりつづけました。
3週したところで2時間が経過。肩凝りがひどい。
でも固まりはなくなっています。透かしてみてもなんとなく平均的に散らすことが出来ました。
もういいよね、もういいよ。がんばった。
この時点ですでになんとなく半乾きになりましたが、これが完全に乾いたらちゃんと膨らむような気配がするところまできましたので、つまんでほぐしてブンブン振り回す作業を終了したいと思います。
戻った!!復活どころか以前よりもふわふわに!
じゃーん、もどりましたよ!
洗濯機で洗濯して失敗したダウンジャケットは、 地道な努力で元にもどります!
完全に乾かすのは、浴室乾燥で2時間乾燥しました。
その間も数回はチェックして、つまんでほぐしてブンブン振り回す。
この 労力を時給換算したら新しいのが複数買える ぐらい頑張ったら、心なしか購入当時よりもふわふわになっている気がします。
ダウンジャケットの洗濯に失敗したら、後処理はひたすらめんどくさい です。
失敗しないように気をつけましょう。
もしも同様の失敗から検索などでこちらにたどり着いた仲間がいらしたら、これからがんばってほぐしてください。
コツは、ダウンの塊を裏表の両側からつまんで、少しずつほぐしていくことです。
面倒がって一気にやると大きな塊が中くらいの塊になるだけで、きれいにほぐれにくかったです。