おいしいうれしい!マイぬか床のおはなし

お漬物。好きです。浅漬け古漬け柴漬けいろいろありますが、私のお漬物スタンダードはぬか漬けです。

というのも、我が家にはぬか床があり、現役活動中だからです。買ってくるお漬物もおいしいんだけど、それはあくまでも外注品で、普段食べるのはやっぱり家で作るこれ!なわけです。

我が家のぬか床。冷蔵庫仕様。

我が家のぬか床。冷蔵庫仕様。

うちの糠床は、私の知っている限り、曾祖母・祖母・母・私と4代目です。大正昭和平成、そしてこれから令和へもつづきますね。

祖母側の家は関西の山奥の田舎農家です。そこでのんびりと育っていた糠床が、いま巡り巡って大阪で核家族の冷蔵庫に鎮座しているわけです。

ずっと琺瑯のストッカーで常温保存してたんですが、家族が塩分制限食になってしまい消費量が追い付かず、いまでは小さいタッパーに移し冷蔵庫保存になりました。

常温保存って大変じゃないかとよく聞かれてましたが、案外そうでもないんですよね。ぬかの量が多いので、簡単には痛まないし、風通しの良いところの常温においておけばOKでした。混ぜるのも、習慣にしてしまえばなんてことない!私はいつも「入浴前に混ぜる」習慣にしていました。ネイルしていたときはしゃもじでやってましたし。

旅行や出張などの不在時に一週間ぐらい放置のこともありましたが、表面がモコモコ白くなるだけで、混ぜてしまえばまたノーダメージです。

管理でいえば、今の容量が少ないタッパー形式のほうが、ちょっと痛んでからのリカバリーがむずかしいです。新しいぬかを混ぜて常温で休息させて回復、また冷蔵庫へといった感じ。ぬかが少ないんので、乳酸菌の状態が不安定になりやすいんだろうな。

茄子のぬか漬け

茄子のぬか漬け

よく使う野菜は、きゅうり・茄子・にんじん・大根あたり。安いときに買った野菜を適当に塩もみして放り込んでおくと、たまに糠床を混ぜるだけで勝手に漬物ができあがってくるカラクリです!あら便利!

タマネギやミョウガ、パプリカやセロリなんかでもできますが、私は食べても家族が食べないので、そこはあまりハイカラなことはできない。

もうすぐ二歳になる息子も、ぽりぽりとよく食べています。浸かりすぎて真っ黄色になったキュウリでも、ちょっと酸っぱい顔をしながらやっぱり食べています。

家庭菜園野菜でぬか漬けを作ってあげるのも、食育的にはステキかもしれないですね!私はプランターでトマトしか育てたことがないですが、そのうち学校でキュウリとか作ってくるだろうから、今から楽しみにしています。