雨女という厄介なレッテルについて物申す

もう何年も前から不躾に、家族や友人らから妖怪扱いされています。
何かにつけ、雨が降っても降らなくても「雨女がいるから雨が降った、雨女がいるのに晴れているのはおかしい」と当日の天候の全責任を押し付けられる。
そして反論は認められないときたもんだ。

そもそも日本全国での年間平均降水日は110日ほどらしいので、1年のうち3分の1は雨模様ということになります。
それを私のせいにされるのではたまったもんじゃないですよ、ほんと。

7割の「日常的に雨が降らない日」よりも、3割の「予定のある日に雨が降った」のほうが印象が強くなるのは、あくまでも主観的なマイナスイメージが蓄積してインプットされているだけで「雨女がでかけるといつも雨、大切な時は必ず雨」になるだけなんじゃないかと。

そして「ほれみろ雨が降った」と雨女狩りが往々にして始まり、またマイナスイメージが成形され蓄積されていくのです。

自分ではどうにもならない嫌なことは、他人のせいにするのが一番気持ちいいし楽なもの。
そんな言いがかりのような雨女レッテルを、いい加減どうにかしたいなと感じる梅雨の今日このごろでした。