私の好きな美術館のひとつです。
出産後には美術館なんて行く機会が激減してしまうだろうと思ったときに、「もう一度行っておきたい美術館はどこか」と考え浮かんだのがこの陶板美術館です。
まぁ、美術館や博物館は特別展や期間展示がメインなところも多いので、「常設が魅力的」なところは案外少なかったりもするのですけどね。
入館料は日本一高額!大規模な地中型美術館
徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」です。
大塚製薬や大塚食品などを運営する大塚グループが設立した、陶板名画美術館です。
鳴門に由縁のある企業なのでこの地にあるのでしょうね。
余談ですが、美術館の目の前には、信じられない規模の保養所もあります。
美術館の入館料は3,240円、前売3,100円。これ、現在日本で一番高額な入館料みたいですね。
大阪からだと、淡路島を乗り越え車で3時間足らずで到着します。
元気な普段だと早朝出発の日帰り圏内ですね。今は体調を考え1泊旅行にしました。
作品数がとても多いのと敷地規模が広すぎるので、一日鑑賞していると足腰がとても疲れるし、気持ち的にも見疲れてくるのが玉に瑕。
展示作品は原寸大の陶板印刷レプリカで、もちろんすべて偽物です。
偽物なんですが、原寸大で、触れるし、写真撮影も可能です。うんと近づいて鑑賞することだってできます。
本物を見に行くには遠すぎて行けないものも、秘蔵で一般観覧していないものも、ここにくるといつでも見られるんですよね。
別の美術館で管理されている同作者の作品を、一挙に鑑賞できたりするのもここの魅力のひとつだと思います。
偽物しかないし高額だし疲れ度合いもものすごいけれど、満足度合も半端ない美術館です。
バスツアーもあるようですが、観覧が好きなかたなら滞在時間はせめて自由時間2~3時間以上あったほうがいいと思いますよ。
時間に追われ各階二つ三つの絵画をチェックポイントのようにまわるだけなんて、ほんともったいない。
陶板ならではだと感じるのは、屋内だけではなく野外にも展示されているところですね。
モネの水連も野外展示されており、その目の前にはそれを模した池もあるので、初夏から夏もおすすめです。
鳴門の夏は湿度がものすごいですけどね。
カフェも併設しているので、窓際を確保できるのなら、涼しいところでコーヒーを飲みながら鑑賞できるのもよいです。
システィーナ礼拝堂なども、下からと2階部分からも鑑賞できるので、ぜひ覗き込んで込んでほしい。
スクロヴィーニ礼拝堂へも入れます。どちらもイタリア現地へ行くにはお金も時間もネックになりますが、鳴門に行けば入り放題、見放題ですよ。偽物だけど本物以上に親近感がわきます。
お土産は陶板とマグネットとブロックメモ
ミニサイズの陶板と、マグネットと、ブロックメモ3種。あとは好きな作品のポストカードを何枚か購入しました。
当時は気が付かなかったけど、見事に印象派だらけだ…
モネやルノワールが大好きです。
わかりやすくて、いいじゃないですか。ね。
訪れる前からミニ陶板は何かひとつ買って帰ろうと思ってたのですが、いざとなったらどれにするか迷う迷う。
結局、ショップで買い物するだけで30分滞在し、最終的に決めたのはモネの駅でした。
他の美術館でも、駅のグッズってあまり見かけない気がしたんですよ。今は玄関に飾っています。
大塚国際美術館
〒772-0053 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
鳴門北IC出口からすぐでした!案内看板もあるので迷いません。
少し離れた駐車場からは常時シャトルバスが出発しているので、不安にならずに駐車場を目指してください。
ちなみに今回の旅行プランは、淡路島洲本温泉への宿泊と、香川県の金毘羅さんへのお参りと、行きたかった有名讃岐うどん店を訪れる行程でした。
天気も崩れることなく楽しく過ごしていましたが、帰路途中からまさかの発熱で顔まっかっかになっていました。
自分が思っている以上に疲れやすくなってるんだなと実感…帰宅後数日で大事なく回復したので良かった。