初心者向けキットでかぎ針編みの経験値を積む! その1 – しましまコースター

FELISSIMO (フェリシモ)通販で販売されている「初心者向け」の手作りキットがあるのをご存知でしょうか。
公式サイトを覗いてみると、人気のシリーズのようで、針と糸を使う手芸セットや、ミシンを使うバッグ、刺繍や編み物、アクセサリーまで、幅広い種類が販売されています。

諸事情により友人から数シリーズを一式譲り受けましたので、本当に初心者でも完成させられるのか、試してみようと思います!

Couturier(クチュリエ)「はじめてさんのきほんのき」かぎ針編みレッスンの会

まずはかぎ針編みシリーズです。全6回になっています。
基本の編み方から、きんちゃく袋やミニポーチやミニバッグまで、完成写真を見ていると本当に出来るのかいささか不安にはなりますが、そこは出来ると信じてやってみましょう。
1作品あたりの作業時間は5時間のようです。半日がかりかで小物がひとつ って、そんなものなんですかね。

私の編み物経験初期値

子供の頃に、祖母に習って何度か編み物をしたことがあります。かぎ針編みと棒編みと両方やりました。
夏休みの工作宿題ですね。どの年も途中でやり直しを繰り返した後に放り出してしまい、最後は祖母が完成させてくれて いました。
まるきり初心者という訳でもありませんが、経験者には程遠く、といったレベルです。

第1弾、「わ」から始める作り目

キットを開けると、説明書、毛糸、編み針、とじ針が入っています。
編み針は入っていると知っていましたが、針?と思ったら、これは編み終わってから毛糸の始末に使ったり編んだもの同士を縫い合わせたりするものだそう。なるほど。

説明書はカラーA4両面で、イラストも多い。
テキストがわかりやすいかどうかは、この時点ではまだよくわからないけど、広げて「うへぁ」といった感じではなく なんとなく「あ、できそう!」な感じ。

取りあえずやってみる

兎にも角にもやってみる。 編み針や糸の持ち方、基本の編み方などを復習し、何となく思い出したところで本番を始めます。

輪っかを作って、それを起点に丸く編みます。
話し言葉のように手順がひとつづつ追って書かれている ので、声に出して読みながら編み進む。

三段目が編めたところで、現状のサイズ確認なんかも促されるのでやってみる。
なんだか「できてる!」といった満足感が加速されてやる気が増す。

いっち、にー、さん、いっち、にー、と目数を数えながらチマチマと編む。
当初はビールでも飲みつつ艦これとかやりながらで出来るだろうと高を括っていましたが、これができない。
目数を忘れてしまう んです。

忘れてしまうと、またわかるところまで戻ってやりなおし数えなおしで、なかなか先に進まず苛ついたりもしながら、気が付けばひとつ編み終わりました。

まさかのアイロン登場

編み物にアイロンがいる だなんて、知りませんでした。
約十年前に購入のこのアイロンの、スチーム機能をまともに使用したのは初めてな気がします。
水を入れるときに、注水口が本当に合っているのかわからず緊張しました。

待ち針を打って広げて、スチームで編み目を整えるのが目的のようです。
なるほど、たしかにぐにゃっとしていたのが真っ直ぐになったような。

説明書には「頭がガラスのマチ針」とありましたが、私の裁縫箱にはそんなもんありませんので、頭が塩ビ?のこれです。
他の家事でマチ針とアイロンを併用することがありますが、これで溶かしたことないですね。運が良いだけなんでしょうか。

しましまコースターが出来ました!

約1時間で1枚完成! あとは、途中で毛糸の色を変えながら同様に丸く編むものを2点の合計3枚、約3時間です。
自分で予想していた程度には出来ました。さすが「きほんのき」ですね。

編み針の動かし方や基本の鎖編みなどは、YouTubeでの解説動画も併用しました。

これまで一度も編み針も持ったことがないかたが編み進むには、やはりテキストだけでは厳しい気がしますが 「なんとなく書いていることがわかるような」くらいの私と同レベルのかたなら、さらっと流し読みでも大丈夫だと思います。

話し言葉で手順を説明しているのも、もっとシンプルに説明すればいいのになと思った箇所もありますが、これは「書かれているとおりにコピーしてやっていけば出来る」ことには特化しています。
今やっていることを理解していなくても編める ようになっているんですね。


第1回はシンプルなしましまコースターでした。
このまま大きく編めば鍋敷きとかにもなりそうですが、増やし目数の法則がわからない ので辞めておきます。

ひとつ完成したところで、達成感がすごい。
今回は本当に「ひたすら編む」ものでした。少しづつ難易度があがる残り5つも頑張って参りましょう。